中古ドメインにおいて、元のコンテンツがどのぐらい今後のメディア構築に関係してくるかは、ケース・バイ・ケースです。
今回ご紹介する中古ドメインをWayback Machineで確認したところ、元のコンテンツは米の生産・流通専門紙に関するものでした。
日本語で運営されていたとはいえ、いわゆる業界紙といわれる限定的なメディアで使われていた中古ドメインなので、使いにくいのではないかと危惧する人もいるかもしれません。
しかし、使い方によってうまく活かせそうなので、ドメイン情報とともにキャッシュポイント情報もあわせてご紹介していきます。
よかったら参考にしてください。
今日の掘り出し.netドメイン
ピックアップ.netドメイン
syoukei.net
ドメインパワー
33.7
ドメインデータ
トラストフロー:11
エクスターナルバックリンク:125
ドメインポップ:9
ドメインエイジ:16年
この通り、エターナルバックリンク値はやや高いですが、ドメインポップの数値はそれほどでもありません。
トラストフロー値も11に留まっていますが、これらのデータの数字からすれば、ドメインパワーは33.7と意外と高く評価されているように感じます。
被リンクを確認してみましたが、日本語サイトからの被リンクばかりですし、アクティブなものも多いことがドメインパワーやドメインレーティングの強さに繋がっていると予想します。
元のコンテンツが業界紙という、メディアとしてはある意味「固い」ものだったことも、信頼性の高さとして評価されているのかもしれません。
ドメインレーティングも26と高数値で、これは今後メディア構築する上で有利な数字といえるでしょう。
米生産者の自家販売に関するメディアをキャッシュポイントに
この中古ドメインは日本語で運営されていたという点で魅力的です。
しかし、米の生産・流通の業界紙というのはかなり限られた範囲のメディアなので、たとえ被リンク元がアクティブだとしても、活かし方が難しいと感じるかもしれません。
しかし、元のコンテンツである業界紙のサイトを閲覧していた人がどういう人なのか考えれば、キャッシュポイントは見えてきます。
元のコンテンツは米の流通・販売に関する業界紙ですから、その業界紙を読んでサイトを閲覧していたのは、当然米の生産や流通に関わる人や会社です。
そして、被リンク元の大半もそういった米の生産者や流通に携わる人や会社のサイトです。
つまり、米の生産者や流通に携わる人や会社にニーズのあるコンテンツを入れていくことが、この中古ドメインを活かすポイントです。
そこで私なら、米生産者の自家販売に関するコンテンツを入れていきます。
昔であれば、米生産者は自分で作った米を売ろうと思うと、農協を始めとした仲介業者へ卸すしかありませんでした。
そして、近年の米離れで米の消費量が落ちていることもあり、その卸値は非常に安く、消費者へ直接販売したいというのは、米の生産者にとって切実な願いでした。
しかし販売ルートを持たない生産者には、それは非常に難しいことだったのです。
しかし、現在はネット販売等、生産者が直接消費者とつながることのできる環境が整っていますよね。
例えば、旬の野菜をメルカリに出品している生産者や、STORESなどの決済システムを備えた販売サイトで自社販売をする生産者がどんどん増えています。
自力でそういったことができる生産者はいいですが、米の生産者は高齢化もあり、ハードルが高いと感じる人が多いのも事実。
そこで、キャッシュポイントは米生産者に対する自社販売の方法を教えるコンサルにします。
コンサルと言っても、メルカリやSTORESの登録から使い方、具体的な出品方法や、商品が売れる写真の撮り方のコツ等でも喜ばれると思います。
もう少し踏み込んだコンサルにするなら、コンセプト作りやターゲット設定などのお手伝いもいいですよね。
例えば、どんなにこだわって作ったお米でも、ただ「米を売ります」ではなかなか売れません。
そこで、こだわりの部分を明確なコンセプトにします。
- 昔ながらの稲架掛けで干した「旨味」が違うお米
- 完全無農薬!アイガモ農法で作った安心のお米
そして、食にこだわりのある富裕層向けの高級米として、自家販売していくことを提案します。
また、そんなコンサルを提供するのは自信が無いとか、副業で取り組みたいから時間的に難しいという人もいるでしょう。
その場合には、こういうコンサルサービスを既に提供しているコンサルタントや会社を生産者に紹介するサイトにして、制約した場合の紹介料をキャッシュポイントにしてもいいでしょう。
いずれにしても、こういったコンテンツを作成する場合は、生産者の具体的な悩みや困っていることをしっかりリサーチする必要があります。
まとめ
中古ドメイン「syoukei.net」の活用方法についてのポイントは次の通りです。
いかがでしょうか。
農業のこういった生産者の自家販売はまだこれからの分野です。
取り入れたいができていない農家だけでなく、まだ「自家販売ができる」と気付いていすらいない農家もあります。
そういう意味では、まだ潜在的なブルーオーシャンでもあるので、しっかりと取り組んだメディアにしていけば、魅力的なキャッシュポイントになるのではないかと予想します。
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